旧和田山駅車庫
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2009 --2014
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昨日、ついに神戸のシニアサッカー界にデビュー。

朝6 時に目覚ましをセットしたが、6 時前に目が覚めた。小学校当時の遠足の前の日の様♪

背伸びをして、10代20代30代に混ざってとフットサルをするのに正直違和感を覚え、以前から考えていた神戸のシニアの練習に参加させてもらうことにした。

朝小雪舞う中家を出て、地元の和田山駅 7:08 発の播但線に初めて乗った。寒い;;手動のドアに、今更ながら雪国に住んでいることに気付く。車内が冷えないよう乗車した途端に閉めなければならないことを知らされた。


生憎、電車が30分遅れ、おまけに三宮駅を出て直ぐの SOGO デパートでトイレを済ませ、都会でないと支店がない「みずほ銀行」で通帳記入などしていたら練習開始時間の11時を少し過ぎてしまった。

神戸三ノ宮磯上グランド..............日本1000公園より
練習会の発起人は、元日本リーグ三菱重工の選手で御年74歳の O重氏。現役のプレイヤーで熱心に参加者の面倒を見て下さっていた。

昨年、但馬のシニアリーグにハーフ出て以来の正規のサッカーコートは、さすがにデカくて広い。

遅刻して準備不足の僕は、セカンドハーフから参戦。ハーフタイムで、左のミッドフィルダーだった方のビブスを借りてそのままのポジションに入った。70代が半数ということだが、ここまで続けているということは、相当の強者揃いに違いない。みな脚力とサッカーには自信があると見えて、簡単にはボールを奪えないし奪われない。

僕と対峙するサイドバックスは年齢不詳・・・・たぶん少し上かな。。簡単には抜けない。みな真剣だ。

フットサルとは選手間の距離が違うので、初めは相手を抜くタイミングとポジショニングに多少手間取ったが直ぐ慣れた。
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2010年〜2013年に掛けて川崎のシニアサッカーに参加させて頂いたが、僕より年長者で、一目を置いた方は二三人。それも60代の方々だった。でも、今回参加させて頂いたWSSという練習会は、半数が70代なので色々な意味で学ぶところが多い。

生涯スポーツとは何か、それとスポーツの楽しみ方を知ってしまったものが、己の「老い」とどう折り合いをつけつつ継続してスポーツをエンジョイ出来るのか etc ・・・・・様々な老いとの向き合い方のヒントと理想的な形がここ神戸にはある。

個人的には、自分も精進次第では七十歳過ぎてもプレーを続けられるということを学べたことがとても大きい。行けんぞ、これは!といった感じ。

練習後に会長にお誘いう受け、数人の重鎮の方々にお供して昼食とビールそして、談笑。

年長者に、自分のプレーを褒められるのが一番励みになり嬉しい。ご指摘も適格だ。

帰宅後、早速お世話になった諸先輩方にお礼のメールをし「僕も精進して七十半ばまでサッカーを続けたい」と伝えたところ、O重会長から「・・・70半ば迄とわ弱気な、お前100までわしゃ99まで、やー! 」といった熱いエールを頂いた。加えて恒例の、暑気払いと、忘年会のお誘いまで頂いた。忘れないよう!と釘を刺されたが自信ありません;;PC横の目立つところに貼っておきたいと思います・・・・が自信ありません;;

帰りの車窓からみえた虹
結局この日のデビュー戦、といっても紅白戦ですが、前半にアップなしで試合に入ったため、どフリーでのパスをダイレクトでシュート・・・・ぽわ~んとゴール右上にふかした;;いかん!ここは慎重にと。。後半に浮き玉ではあったがチャンスをもらった。ここは落ち着いてトラップ。CBが空いているゴールに近い左のコースを切って詰めてきたのを右に交わしグランダーのシュート。

 Go ~~ル!

キーパーとバックスの動きは見えていたので、その間のコースを狙ったイメージ通りのゴールでした♪  アシストしてくれたプレーヤーに「ナイスボール!」と声掛けして(これ基本です)結果をのこし、まずまずでした。

サッカーの得点1ゴールの価値は、フットサルの7ゴール分に匹敵する。重みが違う。実存が満たされた瞬間です(大袈裟;;)


WSS会の中心メンバーは七十歳半ばでも相当上手い。特にトラップが素晴らしく、寄せてくる相手から一番遠いところにボールコントロールする。とても奪えそうもない。見事だ。ということは、自分も精進次第では七十歳過ぎても質の高いプレーを続けられるということ。とにかく、このことを知ったことが今回の大きな収穫。3時間半かけて参加した価値は十分にありました。
逗子でシニアサッカーの存在を知らずにテニスをしていたころ(確か三十代後半?)、持久力を付けるため神武寺の急な表参道を駆け上がっていた。その時「いつまでこうして走っていられるのだろうか・・・・・」と遠い将来の自分の像が結べずにいた。まさか65歳になった自分がサッカーに夢中でいられるとは思いもよらず、そして今、七十半ばでもシャキッと格好良くプレーしている現役の先輩達に出会い感無量です。


但馬で自分の半分以下の若い連中とフットサルが出来ていた事も幸せなことだが、やはり同じカテゴリー同士でプレーする方が自然だ。その方が身体にもいい。

今回、神戸で練習会に参加させて頂き気付いたことは、「怪我をしないように」という先輩の声掛けだ。もしかするとシニアスポーツで一番大事なことかも知れない。そして、ずっと若い連中とフットサルを続けていたこともあり、つい負けず嫌いの僕が球際厳しくボールに向かうと、会長は「危ないよ━」と叫ぶ。この優先順位の判断は、往還を深く理解し、あちら側から帰って来た者が見える視線だと思う。深い。


そういえば震災のあった年、県のリーグ戦で、センターバックを抜きキーパーと1対1になる瞬間足を引っかけられ、もんどり打って転んで腰椎の一部を潰し半年間ボールを蹴れずにいた。未だに後遺症があり、右足の痺れはとれずにいる。脊柱管狭窄症の症状と全く一緒だ。お蔭でリフティングは100回程度でボールを落とす。調子が良い時で300回程度。怪我前は、500回程度は軽く出来ていた。なので O 重会長のシニアサッカーの運営方法は正しい。この歳になったら、勝負は度外視することに理があると思う。どれだけ長くプレーを続けられるかが、優先順位のトップに置くことにサッカーへの深い愛を感じます。
 
何か、とても大切なものを運よく拾ったような心持でいます。

会長にお聞きすると、磯上グランド周辺は、20年前の震災時には相当酷いダメージを受けたということ。今は全くその面影はなく、モダンなビル街に再興していました。もしかすると震災時、現場に駆け付けた大工牧野が、仮の炊事場や掲示板を作った公園とは、ここだったのかも知れないな・・・と。今度会った時に聞いてみようと思います。


来月六日は、ここ三宮磯上公園近くの神戸国際会館で院の入学式があります。

神戸が、俄然近くなりつつある早春卯月前でした。

では、では。