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essay +column+
2009 --2014
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昨日は、この地の「こと(事始め)」でした。これは、庭に大きな草鞋を下げて、それを見た鬼が「こんなに大きな足の人間には敵わん・・・」と一目散に逃げ出すという言い伝えがある、地域全般にのこる伝統的な行事です。こちら関西では、大陸が近いからでしょうか、旧正月(節句)から一年が始まります。

今年は僕が幹事でした。昨年十一月から会場の予約等の準備を始め、奥隣保(僕の地域)8軒の方々が集まり、大きな一人膳に用意されたご馳走に舌鼓を打ち、お酒を楽しく飲んでカラオケ三昧です。何たって但馬歌謡祭で昨年三位になったセミプロ(区長の奥さん)がいますので盛り上がります。

ちょっと驚いたのは、関東では、幹事は予算を皆さんに告げ、その範囲内に収めるのが普通だと思うのですが、こちらでは後から幾ら掛かりました~と請求するといった流れになります。良いのかな~。。と何となく気が引けてしまいますがこれで良いようです。

多分、この地区だけなのかも知れませんが、皆さん温和でいい方が多いので楽しめますし、こちらが気付かないところもフローして頂けます。特に女性は、「そろそろミカンを配らないと」とか、こちらが忘れているところをよく気を回して下さり助けられます。思えば、小学校一年生の時から忘れものやら宿題やらで、女性にはフォローされっぱなしで、いつも助けられてばかりで来ました。歳をとっても何ら変わりません;;感謝。

大同寺
さて、前回吉本さんについて言い足りなかったことで「続」としましたが、地域の行事が重なってしまったので、今回は「地域」の近況報告をかね、僕の身近な出来事をお話することに変更しました。


この月曜日は、粟鹿の友人Mさんの奥さんのお誘いを受け「食とぬいもの」という企画に参加しました。当初、昔ながらの「ぬいもの」が教われるということで、修繕好きな僕としては興味津々だったんですが、午前の部が「陰と陽の食」の講義で、午後が「ぬいもの」の実践で、ちょうどこの日の午後は、学童の障害者の棲み分けに関して、ちょっと市会議員の方と意見交換をする予定が急遽入り没。

せっかくMさんの奥さんに作って頂いたお弁当を、皆さんでワイワイ頂くはずが、お腹が痛くなって速攻帰宅。トイレをすましてスッキリしたところで有り難くお弁当を頂きました;;;


この企画は粟鹿の「大同寺」さんで行われたのですが、ここに飼われていた大きな飼い犬が、無茶苦茶可愛くてずっと撫でていたかったんですが腹痛のため儘ならず残念でした。。

この企画者は、この先「縄文クッキー」でお世話になりそうな喫茶「花音」さんのお嬢さんでした。Mさんの奥さんが、気を配って下さり顔合わせを取り盛って下さったという流れです。僕の方も、原稿依頼や銀杏の配送など二つ返事で引き受けているので、この辺は持ちつ持たれつでしょうか。
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朝来市役所本庁舎西館
そして本日「第二回朝来市障害福祉計画策定委員会」がありました。第二回目とあって、大分流れが掴めてきたので、前回よりつぼを得た質問が出来たように思います。



今僕は、近畿の但馬、その中の朝来市山東町の小さな単位の地域について、その振興策を含めて思案しています。そんな中、ニュース報道では「イスラム国」に拉致されたジャーナリストの後藤さんが殺害されたと伝えられています。一見すると別次元の出来事の様ですが、実は地続きです。グローバル化とはそういう事を意味します。

その意味で、安倍首相の振る舞いは、今まで見なくて済んだことを、僕らに色々考えさせる切っ掛けを作ってくれて良い学びのチャンスを与えてくれています。元々あった、中国や韓国との問題を始め、僕らがエネルギーを中東から輸入していること、そして、アメリカの軍事力の傘の下にいることで軍事的安全保障が成り立っていること等々、以前は意識しなくても良かった難しいテーマを、白日の下にさらしたという事実に於いて貢献度は抜群だと言えます。

街頭のインタビューなどでは、特に若い世代に「自己責任」といった発言が多く聞かれます。欧米の方々は、あんなに心優しい日本人が何故そう言った発言をするのか訝しいと感じるそうです。僕が思うに、そういった発言が若い世代から出ているということは、煎じ詰めれば、僕らの世代にその責任があるように感じてなりません。つまり、彼らにとって最早日本社会は、自分達が困窮した時に助けにならない、サポートを受けられない脆弱な存在だという認識を持っているということだと思います。

ご近所
そういった意味で、後藤さんの死は全く無駄になっていないと実感できます。報道は、欧米各国は勿論のこと、中国、韓国、そして、中東諸国の国々でも、後藤さんが「イスラム国」を名乗るテロ集団に殺害されたことをトップニュースで報道しています。僕は、この事態を見て若い世代も後藤さんの行動を見直しているのではと思いました。今回の事件が、名もない人々のために、自分の命を投げ出すことの価値を見直すインセンティブを若い世代に与えた貴重な事件になったと感じています。

後藤さんが亡くなったということが事実だとしたら、何とも痛ましい事件になりますが、彼が伝えたかったことは、その命と引き換えであれ、可成りのインパクトで世界中に伝わったと思います。こういった思いは嘗て感じたことはありませんでした。それは僕らが、恐らくグローバル化の重みを実感できていなかったためだと思います。

ヨルダンやトルコとの関係。そして、それらの国々と中東諸国との解りにくい複雑な関係等、以前は僕らの視野に入って来なかったことが、可成りのリアリティーをもって眼前に現れてきているのが今です。
日本は今、自国の景気を考えることで手一杯の様です(情けないのですが)。「景気」、この一点で外交に頓珍漢な安倍さんを選んだわけですが、昨年、ISIS に人質として日本人二人が誘拐されたことを既に知っていたにもかかわらず、中東に訪問して ISIS に対抗する国々に援助をすることを約束する声明を、わざわざ出す鈍さは信じがたいのですが、これが我が国の首相です。


「一人の生命は地球より重い」と述べて、身代金600万ドルの支払いに応じた40年前の福田 赳夫首相と比べ、自民党、そして日本そのものの劣化は歴然です。大沢真理・東京大学社会科学研究所教授ではありませんが、ほんとアベコベのミックス首相は薄っぺらです。

テロ拡散に一番加担したのは欧米、特に英米です。彼らにとやかく言われる筋合いはありません。


何だかやり切れない感情の発露の場になって来そうなので、この辺で止めます。


後藤さんの冥福を祈ります。

合掌。
 
キリスト教禁止令.............和田山郷土資料館
 事件が事件だったので、地域の今を伝える筈が大分話が逸れてきました。



この時期、この地は霙か雪なのですが、今日は珍しく晴れました。前々から気になっていたガレージの雨除け用のトタン葺きを意を決して敢行しました。これで横から吹き込む吹雪からも車が守られます。僕の rover mini は1998年製なので、そろそろあちこちに錆が出ます。なので雨は大敵です。これで多少寿命は延びるかな~と思います

。敢えて古い車が好きで乗っているので、この位のことや、基本的な整備は自前で出来なければクラッシックカーに乗る資格はありません。
 










 少しずつですが家の手直しも進んでいます。

ついでに気になっていたフロントグリルボタンの設置加工もしちゃいました。整備ごとに8個のビスをいちいち取り外すのは無茶苦茶手間でした。鋼鉄のボディーに穴を空けるのは厄介ですが何とか完了。これで整備もし易くなると思います。
 






























 今日8日(日)は、午前中地域の「認知症サポーター養成講座」に出席した後、ここから70㎞ほど離れた新温泉町で、この春から僕の担当教官になる山室先生コーディネイトの「但馬の流域学フォーラム」が企画されたので車を飛ばして出掛けました。

4時間以上に渡るシンポジュームでしたが、地元の方々の地道な環境保全に取り組む報告は、とても熱がこもったもので、どうしてこんなにローカルな地域なのにここまで熱心に取り組んでこられたんだろう。。と訝しく感じるほどでした。山陰ジオパークと呼ばれる関東では先ず見ることが出来ない地形やその景観は、都心から遠いということでメジャーにはなりませんが、ちょっと驚きです。機会がありましたら、追々紹介していこうと思います。
 
一番左の方が山室准教授です
 折角、遠路遥々その名の通り新温泉まで来たのですから一っ風呂浴びて帰ろう・・・と小雪舞う中「薬師の湯」まで。雪の露天風呂は流石に寒いので、室内の湯船でしっかり温まり外へ出ると吹雪。途中、結構長い距離になる自動車専用道を通るので、それなりにスピードを出さなければなりません。段々猛吹雪に近くなり前は見えなくなると同時に、湯から出たばかりなので車内は湿度が上がりフロントガラスが曇って先が見えなくなります;;


雪国の人は慣れっこでしょうが、こちとら東男なので怖くてスピードを出せません。近目が水族館を覗くように鼻をフロントガラスに引っ付けて、おまけに手で窓の露を拭き拭き時速35㎞位で走行。途中、三度位停車し後続車を見送りました;;;カッコ悪いけれど仕方ありません。後ろからパトカーが忙しなく赤色灯を点灯しながら追い越して行き、その後を追うように救急車がすっ飛んでゆきました。のそのそと暫く行くと案の定、接触事故でしょうか、側溝に落ちた車とセンターライン上で停車する車があり、先ほどの救急車とパトカーが現場検証中。格好悪かろうが、良かろうが、悪天候は慎重には慎重を期して超低速走行が一番です♪
 
僕の地元は、何事もなかったように星降る満天の夜空でした。先ほどの雪が凍って車にへばり付いて落ちません;;明日まで放っておこうと思います。

委員会の件も、シンポジュウムの件も、本当は詳細な報告をしなければならないところでしたが、中身が薄くなり申し訳ない。ここ一二週間程ぎっしり予定が詰まっていて、HPの更新になかなか時間が割けず相済まなく思っております。これに懲りずお寄りいただければと願うところです。


では、では。仕事をしながら、毎日吉本さんの講演が聴けて幸せな東でした~。