二國神社鳥居............am 11:31
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あけましておめでとうございます。



外、大変なことになってます;;;

上の↑画像はお昼近くのものですが、只今午後7時57分。既に除雪車が来ました。去年は、朝方早くに一度来て除雪したらそれで終わりでした。明日朝早くにもう一度来ないと皆さん家から出られません;;多分これが普通のことだと思います。やはり豪雪地だけのことはありますね。

明日は、筋トレを兼ねた雪掻きになること間違いなしの状況です。先日の獣害用の鉄筋打ちは、手首のダメージのみで筋肉痛らしきものはありませんでした。筋トレ効いてます♪

稲荷神社............... am 11:20
本当は、この春から通うことになった大学院キャンパス近くの神社に詣でる積もりでした。でも、昼過ぎから激しさを増し始めた雪で諦めました。いくら4WDとはいえ危険であることは分かり切っているので、この寒波をやり過ごし、五日頃になれば晴れ間も出るだろうと順延。



キャンパス近くに、「久々比神社」があります。「くくい」=鵠はコウノトリの 古称で、この地に多く生息していたと伝えられます。なので本来キャンパスが、久々比神社の傍にあると言った方が礼儀で、室町からある由緒正しい神社だそうです。 普段 google map を眺めていて、何て読むのかな。。と気になっていました。


「くくひ= kukuhi 」とは、誰もが予想するであろう鵠の鳴き声から来ていると思うのですが、コウノトリの自然放鳥に世界に先駆けて尽力なさった教授が、我がキャンパスにはおられるので入学の際には、是非聞いてみようと思います。
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稲荷神社............... am 11:21
春からの僕の担当教官は、社会学が専門です。合格発表のその日、今後の研究課題を確認することを含め、入学後の流れをお聞きするために教官室で可成り話し込みして頂きました。

教官は全部で十人。その内文系は、僕の担当教官ともう一方の考古学の教官のお二方で、後の八人は、地球物理学とか生態学とかの所謂理系です。なので、社会学を専攻した場合、どういった発表形態になるのか、つまり理系なら大仰に言うと「ネイチャー」とかに論文を発表する訳ですが、社会学の場合は、どこに発表するのですか・・・・と伺ったところ、学会誌で「社会学評論」という発表の場があるとのこと。そして、過去の論文が最新のものを除いて web で閲覧できるということをお聞きし、早速覗いてみました。 
 
面白そうなタイトルがずっと並んでいます。僕の専門が「地域資源マネジメント研究科」なので、「地域」と銘打ったものを中心に、気になるものを20編ばかりチョイスしてPCにダウンロード。

僕は未だ、ここ但馬のことは良く知らないのですが、同じ近畿という括りでも京都や大阪、そして奈良とは、歴史も社会構造も全く次元が違っている様に感じています。なのでどちらかというと、お隣の鳥取や島根、そして岡山辺りの方が地域としての構造も近いのではと踏んでいます。

ここ最近の「社会学評論」の論文で、近畿や但馬に関してのものが未だ見つからないので(今後も見つからないかも知れません;;)、お隣の中国地方を扱ったもので、これはというものを見つけました。

『グローバル期における地域構造の変容と地方都市 ━ 中国地方の都市を事例として ━』(著者:西村雄郎)

面白くて一気に読み込んでしまいました。何が面白いかというと、中国地方、特に鳥取・島根の抱えている課題と、ここ但馬の抱える課題とが殆どが被っていると思われるからです。


いかん!ここで外の水道が凍らないように栓を開けるのを忘れて・・・;;

手遅れ。凍ってました;;破裂しないよう祈ることにします♪
 予想通り、朝から雪掻きです。


珍しいことに、お隣のお稲荷さんにお詣りに来る方が居ました。この地の青年会(成和会)の会長さんでした。今年は寒いし雪が多くなる・・・・・と物騒なことを仰ってました。おまけに、今夜も雪が降り積もるとも。。


昨晩、向えの空き地に軽トラを駐車しておいたところ ↓ な塩梅になりました;;全て掻き落とし我が家の駐車場にミニと縦列駐車。ミニは屋根からはみ出るのでカバーで覆いました。昨日以上に積もる気配です。
 
いいお正月です。「社会学評論」 に併行して、ピケティの「21世紀の資本論」ガイドブックをiPadのKindle版で読んでます。Kindle版は、そのアプリがマーカーで線を引く事も出来るし、そのマーカーで印した部分をまとめて後から読める工夫もあるのでとても便利です。ここまで充実していれば紙媒体より優れものと言っていいと思います。


「21世紀の資本論」は、要約するとこうです・・・・・・・・・


資本(資産)をもつ者は、益々資本を増やすことになるのが資本主義の姿なので、僕らの社会が民主主義的な平等を志向するならば、その対策として「累進課税」を採用しないと社会は不安定化する・・・・・となります。

こんなこと富める者が受け入れるとは考えられないし、万が一そういったことが採用されたら富める者は、タックスへブンのあるところに資産を移動するという逃げ道があります。なので、そこを押さえて逃げ道を塞いだ後でないと累進課税は意味がありません。
 
兵庫県立コウノトリの郷公園 HP より

 コウノトリの鳴き声⇒⇒http://www.tajima-portal.com/kounotori/sound/
アベノミクスが大失敗に終わるのが大方見えてきましたので、僕としては、地方の空洞化の真っただ中にいる但馬が、どうやったら踏み止まることが出来るのか、本気で考えなければならないと思っています。なので、研究計画案を『障害者の自立と地域社会』から『但馬の現在とこれから━ グローバル化社会における地域の自立━』に変更しようと決めました。研究計画案に関しては、担当教官も「入学後に変更するのは自由です」と仰っておられたので、そこは問題はないと思います。

障害者施設「和生園」さんとのお付き合いは、肩ひじ張ってやる性質のものではないし、本来ライフワークとしてサラッと肩の力を抜いてやる方が実りが多いと悟りました。大見得を切って、大学院で取り上げるテーマではないなと気付いたのはこの時期幸いです。

この地に転居した時、直感的にこの地が疲弊して行くことに危機感を覚えました。そして、自分に何が出来るのだろうかと日々そのことを反芻して来ました。今新たに「但馬とは何か」、そして「今後但馬はどうあったらいいのか」を本気で考えないと、数年後、数十年後に但馬は、夕張状態になると思います。兵庫ではなく、あくまでも但馬のことです。従って、これからの時間は、徹底して「但馬」を極めてやろうと思い至っています(そう肩肘張らずに。。)
 
少女の頭の上に見えるのがコウノトリ用の人工巣塔(昭和初期)