鳳=風
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おせおせです;;


先日の「鮨 よしたけ」さんに続いて乾漆の仕上げに手間取っております;;何とか先が見えてきたので、昨日今日とシンガポールのお客様に向けた椀の文字入れにやっと入れました。切羽詰っているのに文字入れに限っては、じっくり時間を掛けてしまいます。これはもう性格ですね。


先方とのやり取りは英語なので 「Google 翻訳」が大活躍です。
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先日、展示会のお誘いを受けました。この web site (=http://urushi-art.net)をご覧になって作品を気に入って下さったとのことでした。お誘い下さったのは箱根は強羅のホテル「ハイアット リージェンシー 箱根 」。比較的新しいホテルの様です(お高いです;;)

箱根のホテルと言えば、お近くの伊豆山に旅館「蓬莱」さんがありますが、こちらにも僕の作品をお使い頂いています。女将が、お歳で引退なさったことを数年前に風のうわさで聞きました。僕の中也詩椀を仲居さんが競ってお使い下さっていたのですが、馴染の客に盗まれたとのこと。作家冥利に尽きます(旅館にとっては痛手ですが;;)

初めての展示なので、入門編的な作品の出品を考えています。例えば「蕪紋椀」とかになりますが、意外に制作数は多くないような。。先日、SAVOIR VIVREさんから来年の個展のお誘いを受けた際言われたのですが「あまり種類を多くしないように・・・・」。どうも同じものを繰り返し作るのが不得意なようです。飽きっぽいともいえるのかな。。
昨日、季節の便りのラッキョウが常滑の晴鳶堂こと中野氏から届きました。いつもの様にパール調に輝く合せ貝の中には、これ用の味噌が挟まれています。初物なのでしょうか、緑も鮮やかです。今回は、自家製の乾物(せいご)まで一緒です。晴鳶堂殿は釣りも趣味なのですが、遂に乾物まで行き着いてしまった様です。極めてますね~。あっさりと品の好いお味で、おいしゅうございました♪
予定は未定とは良く言ったもので、30年以上毎日欠かさず作業日誌をつけているのですが、先ず予定通りに事が運んだことがありません。たぶん盛りだくさんで欲張り、そして希望的観測によるものとだ思われます。いや絶対そうです。あれもやりたい、これも出来る・・・・の連鎖です。いい加減に、この仕事が生産性が低いことくらい呑み込めばいいのですがダメです;;


心を鬼にしてクールに作業の日程を組めばいいのですが、気持ちだけが先走っています。

・・・・・とここで 麗潤館さんからメールが届いたので小休止。。


アップするのを忘れていた画像です..........与布土温泉近くにて
田舎に引っ込んだことで生活のテンポが朝型に変わるかと思いましたが、以前と変わらず夜更かししています。でもご近所のサラリーマンの方に聞くと、やはり夕食は普通に9時過ぎだそうで、知り合いの神戸新聞の記者さんも10時を回ることも多いそうなので、生活のテンポは職種によるのだと気付きました。それもその筈、農家は御日様が沈んだら仕事になりませんし、雨が降ったらお休みです。

ちょっと前までは、ご近所に気を使って夜更かししていましたが、最近は開き直ってマイペースで風呂に入ったり音楽を聴いたりしています。

朝は、NHKラジオ「すっぴん」を”らじる★らじる”で聴きながら朝食、そして、仕事へと移るのが日課です。一番のお気に入りは、金曜日・高橋源一郎で、特に「源ちゃんの現代国語」は秀逸です。次は火曜日・津田大介でしょうか。

宮仕えの方は、先ずラジオを聴きながらの仕事という環境にはないと思いますので、何だか気の毒な気もしますが、その分御給金も高いので人生相殺されているのかも知れません。僕らの様な自由業は、稼ぎはない代わりにラジオやネットによるオンデマンドを利用し、好きな時間に好きな放送を聴けたり出来るので違った意味で相殺されているようです。

縄文時代からあったとされるドングリのなる柊...........寿賀神社境内
ここ兵庫は、みなさんあまり争い事が好きでないようで、シビアなコメントが当たり前の東京にあるコアなニュース番組はありません。僕は物足りないので radiko で『荒川強啓 デイ・キャッチ!』や『荻上チキ・Session-22 』そして、j-wave 『ジャムザワールド』等関東の放送を仕事をしながら聴いています。

昨日、郵便局の本局でたくさんの荷物を持ち込み宛名書きをしていたところ、同じように荷を持ち込む方がいらしたのですが、数が多すぎて手こずってしまったので、途中一旦〆てお待ちになっている方に窓口を空けました。そうしたところ、帰りしな「どうもありがとうございました」とお礼を言われました。僕は恐縮して「とんでもない!」と返事しましたが、生まれて初めてです、こういったシチュエーションで言葉を掛けられたのは。この地の人は、心根が優しいのだな~と承知し、何だかホッコリする出来事で小さな幸せを拾ったような心持になりました。


なので、露骨に政府を批判したりするのは、けばけばしい印象をもつのでは・・・・と理解しているのですがどうでしょうか。。

乾漆ぐい呑み・・・・・ブロンズ粉蒔き
アベノミックスも、そのメッキが剥がれかけて来て等身大の姿を見せ始めています。安倍首相も浪人中にいろいろ勉強したようで、彼の提唱する女性の労働力の活用や地方創生などは、藻谷浩介さんの言っていたことをなぞっているようにも見えます。まっ、良いことを真似るのは悪いことではないのでずっと様子をみてきましたが、ここに来て目玉であった女性閣僚にボロが出始めました。五人採用された女性閣僚ですが、果たして本当に女性の味方なのかな~と訝しく思ったりします。

夫婦別姓はけしからんと言っていた高市早苗総務大臣も、選挙戦略上不利になると踏んだのか結婚後も姓を変えずに通しています。加えて、何だか話題にするのもレベルが低すぎて逡巡する”団扇問題”の法務大臣とか、政治資金の問題で進退を取沙汰されている経産大臣とか、こんな政治家にこの国を任しても良いのかな~と思いますが、そういった政治家を選んでいるのは僕らなので、その辺を変えないと日本の政治は良くならないのでしょう。前途多難だなと感じます。

そうは言っても野党は、離合集散を繰り返しているし、第三極は胡散臭い。時事ネタを得意とするコントグループ、ザ・ニュースペーパーに言わせれば「強盗と詐欺とスリのどれが良いか」・・・・どの政党ならば被害が少ないかの選択になってしまっているよう・・・・と突っ込みを入れながらラジオを聴く毎日です。
「分厚い中間層」というフレーズがあります。80年代盛んに経済に関して発言していた吉本さんは『マス・イメージ論』等で「90%の人々が、自分は中流だと感じている今の時代は理想的な社会だ」と言っていました。今話題になっているピケッティの『二十一世紀の資本論』によれば、分厚い中間層、つまり中流階級の人々が社会の中枢を構成していたのは、資本主義社会になったあとでも例外中の例外で、戦後の凡そ20年ほどの期間しかなかった特別な時期だということです。


僕ら団塊の世代は、それをリアルタイムで経験した幸運な世代だということになります。以前触れたこともあるのですが、僕自身はアナクロではなく、もし戻れるなら80年代がいいかな~と思ったりします。「80年代はスカだった」という風に当時を振り返って言われたりしましたが、どうしてどうして文化も経済も一番充実していた日本がそこにはありました。

sony walkman CM
ピケッティーは、その二十年間が理想的な資本主義社会だったので、富が二極化してしまった今の社会を、何とか 分厚い中間層が再来する社会に変えて行かなければ社会は不安定化すると言っています。それには、富んだものから貧しい層へ富を再分配しなければならないとも言っています。同じことを80年代の吉本さんは、その著書『贈与論』で繰り返し述べていました。

例えば、アフリカの様な貧しい国には、先進諸国が様々なものを無償で分け与えないと、結果的に世界は不安定化するということになります。

理想的な社会とは、成るべく富が偏らないよう、富んだ層から貧しい層へ「贈与」するしかなく、資本主義もそういった指向を持たないと結局、テロや戦争を引き起こし人類は不幸になると、ピケッティーも吉本さんも繰り返し述べています。このことは、極端な理想論にも聞こえますが、よく考えると理を得ているし、そうしないと急速にグローバル化が進む今の世界は持たないのも確かです。
  
「二十一世紀の資本論」
 それにしても、大型バス26台で割拠して1000人以上明治座で観劇する様は、ちょっと異様なのでは。。安倍さんも小渕さんも好きではないので弁護するつもりはけれど、投票の見返りに政治家にたかる地元の有権者も見苦しい。これが日本の現実なんだとおもうと情けない。


東 浩紀のように「今の政治にまったく期待しない・・・・」とはいうものの、放置すれば社会の劣化は加速してしまうので、監視しつつ身近なところで自分に出来る非政治的な動きをシコシコすることがベストと僕は考えています。




政治ばかりでなくマスコミも劣化しているので、余りあてにならないんですが、小沢さんの時、あれだけ騒いだ訳なので、今度の小渕さんの場合も議員辞職とか何とか騒げばいいはずなのに、そういった声が聴こえませんがどうなんでしょうか。。潔く大臣を辞任したということで幕引きの様な雰囲気ですが、何か腑に落ちません。 
 
鬼を脅かす大わらじ..............嘗て、どこの地域でもこういった風景が見られたようです
漸くオーダーの納品となりました。ホッとしている間もなく、来年の節分行事「こと(地域の節分)」の宴会場の予約等、来年の幹事の任務をこなしています。今から会場の予約をしないと間に合わない程、「こと(事始めの略?)」はどの地域にも残る伝統行事の様です。地域の空洞化が囁かれる昨今、良い習わしだな~と実感。是非残したいものだと思います。



朝晩大分冷え込んで来ました。この地は関東に比べ、一月早く冬が来て一月遅れて春が来ると越前通信の佐藤さんに聞かされましたが、成る程な~と納得です。



昨日、”イスラーム国”への空爆を決めたカナダでテロが起き、いよいよテロは世界各国に拡散しているようです。根本的な解決策はなく、米国は対症策として派兵を決め、テロの巣窟とされるシリアへの空爆を始めています。誰もが思うように、9.11が勃発した当時よりはるかにテロの脅威は増しています。

運よく未だ日本には飛び火していません。ただ、安倍さんが勇ましく(浅ましく)集団的自衛権なるものを世界に公約したとしたら、彼らの標的になる日は遠くはありません。それは、彼らが埋めようのない「絶対格差」に対して、もうテロしかないという悲壮な覚悟をもって結集しているからです。僕らは、西側諸国にアイデンティティーを重ねるのではなく、見識を持って”東側”という別の回路を確保して欧米と一線を画したいと思います(安倍さんには無理だと思いますが。。)

では、では。風邪が流行っているようです。ご自愛ください。