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もう、そろそろでは.............そう案じていた矢先、この季節がやってきました。今年は猛暑の影響でか、いつもより少し遅れて?大工牧野からの銀杏です。今年は、胡桃入りです。お陰で、ようやく晩秋の訪れを実感できました。



大胆な仕事をするのとは裏腹に、葉付のどんぐりや胡桃を銀杏にそっと偲ばせる繊細さが大工牧野の真骨頂です。
 白い殻にするまで結構手間が掛かっているはずです。先ず、拾うところから始まり、袋詰めし、そして土中に入れて果肉を自然に腐らせ、それから水で洗浄し、陰干しをして乾かし出来上がりです。僕は、こんなに面倒くさいことは先ずしません。頭が下がります。きっと、牧野さんは僕より何十倍も晩秋を深く味わっているのだと思います。
さて、先週アップした『万葉英字落書Cup』を、たくさんの方々がご覧になって下さっているようで、更新した甲斐がありました♪もうちょっとマメに作品紹介をしたいところですが、他にもやらねばならないことが溜っていて儘なりません。乾漆類は、紹介したいものが未だ未整理で溜ってます;;;追々アップできたらと考えておりますので、暫くお待ち下さい。



さて、本当は政治ネタに振りたいところですが、とても低次元な状況になっているので実のある話は出来そうにありません。やはり、国民の民度が政権に直反映するわけですから、我々も相当反省しなければならないと言うことになりますでしょうか。マスコミは、言わずものがなですし、こうなると宮台真司が言うように、日本が更に劣化し大底を見たとき、その社会を救うべき人材が出てくるのでしょう。



物言えば唇寒し秋の風・・・・と言ったところでしょうか。
それにしても、今年の秋は何だか身に染みます。周りで不幸が重なったからでしょうか、季節の老いと自分とがどういう訳か重なってしまい、何とも身につまされてしまいます。まあ、歳ということでしょうか。。



寄る年波には勝てないのは仕方がないとして、ここは諦観の境地で、今できることをしっかりこなしていけたらと思っております。


「健全な精神は健全な肉体に宿る」・・・・どうも病み上がりは、テンションが低くなりがちで、おまけにペスミスティックになりがちです。でも、どうやらこの古代ローマの風刺詩人ユウェナリスの格言は、誤訳らしいとのこと。真の意味は「心身ともに健康であることを祈るべきである」といった極当たり前の素直な気持ちを素直に吐露したものらしい。そういえばナチスが使いそうな語感があり、とても教条的な匂いがします。ここは素直に、心身ともに健康であることを祈りたいところです。
 

You ought to pray that both mind and body be healthy

  ユウェナリスは、この「健康」ないし「健全」の中身を、それは死の恐怖からの自由、怒りからの自由、欲望からの自由のこととしていたというから、まんざら僕の今の心境とさほど違いはない(また蒸し返してしまった;;)。まっ、過ぎゆく秋に身を任せて一人しんみりとするのも、それはそれでいいのでしょう。こんな時は、言葉より image の方が雄弁です。そちらに任せましょう。












  
































































































昆虫と同じで、どうも光に吸い寄せられてしまいます。これは生き物のサガでしょうか。



やっと、風邪も抜け始めたようです。次回は、もうちょっと元気に更新が出来るよう養生したいと思います。インフルエンザが流行っているようです。でも、うつるときはうつっちゃうんですよね。ここはもう、美味しいものを食べて、よく寝るしかありませんね。。



では、では。

晩秋
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