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ストンと秋が落ちてきた。



あの暑かった夏が嘘のように木立は色づき始めている。


やっぱり秋は来るんだ。。

(五霊神社大銀杏 銀杏)
 第二回『厨子展』が近付いているので腰を据えて更新が出来ません。思いついたことを徒然に書き込むことにしました。まとまりなく話は飛びますがあしからず。



 
秋の話題を取り上げようとしていたら、いきなり冬の陽気。心の準備がない;;  



このところ、身の回りにいろいろあって話題として、何を取り上げるのが適当なのか迷う。個人的なことから離れると、中国の動向やアジアの新興国、そしてEUやアメリカとの関係や窮地に立たされるオバマさんの今・・・・民主党のことも気になる。日本が、政局ばかりで動いている内に、韓国を筆頭に、世界は今がチャンスとばかり精力的に経済的な連携を各国深めている。ちょっと情けない。。

(ポストのカタツムリ) 
ちょっと、中断して食事をしていたらNHKでスピッツを特集していた。『ロビンソン』を聴いていたら涙が出そうになる。。




歌手:草野正宗
作詞:草野正宗
作曲:草野正宗


新しい季節は なぜかせつない日々で
河原の道を自転車で 走る君を追いかけた
思い出のレコードと 大げさなエピソードを
疲れた肩にぶらさげて しかめつら まぶしそうに

同じセリフ 同じ時 思わず口にするような
ありふれたこの魔法で つくり上げたよ

誰も触れない 二人だけの国 君の手を離さぬように
大きな力で 空に浮かべたら ルララ 宇宙の風に乗る

片隅に捨てられて 呼吸をやめない猫も
どこか似ている 抱き上げて 無理やり頬をよせるよ
いつもの交差点で 見上げた丸い窓は
うす汚れている ぎりぎりの 三日月も僕を見てた

待ちぶせた夢のほとり 驚いた君の瞳
そして僕ら今ここで 生まれ変わるよ

誰も触れない 二人だけの国 終わらない歌ばらまいて
大きな力で 空に浮かべたら ルララ 宇宙の風に乗る

誰も触れない 二人だけの国 終わらない歌ばらまいて
大きな力で 空に浮かべたら ルララ 宇宙の風に乗る
 
(五霊神社大銀杏 銀杏の実)
冒頭の写真は、先日叔父故田中文男の「偲ぶ会」が新宿であった際、何十年振りかで見上げた副都心のビル群だ。この話は、個展が済んで、落ち着いてから取り上げたいと思っている。



さて、身近なところでは・・・・昨年中国産の漆が二割高になり、福井から来る漆屋さんが「俺たちは椀の値段を上げてないんだから値上げは困る!」と産地の塗師やさんに言われ値上げに踏み切れないとこぼしていた。一昨年は、日本産の漆が倍に値上げされ、これも相当痛手だったという。まったく売れなかったので、今年は一滴も仕入れなかったと言っていた。



「中国の沿海部へ流出した内陸部の農民が、中国経済が停滞すれば、農業に還ってきて、また漆かきの仕事に戻ってくれるのでは・・・」と、三年前お爺さんに代わって御用聞きに来た孫の漆屋さんが、かなり楽観的な予測を立てているので「中国に、ここ十年二十年景気の停滞はありませんよ。きっと漆の値段は、今の5倍位に高値安定で推移すると思いますよ」と伝えたら肩を落していた。。



5倍は大袈裟だが、現在日本産漆の1/5の価格で流通している中国産漆は、恐らく1/2の価格まで値上がりしたところで安定するのでは・・・と、僕自身は物騒な予想をたてている。
画像も文面も、まったく脈絡なく進んでいます。個展前の余裕のなさがバレバレでしょうか;;;



日本産漆と中国産漆に関しては、伝えたいことが山ほどあるのですが、Today's image 欄で話を進めるのは難しい。何れ場を改めて語ってみたいと思っています。



話の流れが、スッチャかメッチャかになってきたので、仕事場の現在を映すことにしました。
 
11月末に予定されていた銀座厨子屋での第二回厨子展が、12月にずれ込みそうですが、その個展のDMになる新厨子であります。撮影日が10月1日とありますから、彫りのあるものは、仕上がるまで結構掛かります。ようやくDMの撮影が明日出来そうなところまで来ました。

ほんのちょっとだけお見せしますと・・・・・

左側扉部 ↓です。本体は、本日幹部の緑青を調整して仕上がりとなります。明日の撮影が楽しみです。
 
(扉--左)
先日、銀座厨子屋さんの本体である会津若松のALTE MEISTERの若社長さんから新米が届きました。もったいないので未だ食べてません(古米になる;;)

お礼のメールを出したところ、磐梯山に例年より一ヶ月早く初雪が降ったとのこと。四季のテンポが変則気味。そして、先方では、来月末展示スペースがリニューアルするとのこと。銀座のスタッフも会津に応援に参加すると聞いているので、僕の個展は12月の頭になるのかな・・・。

(椿梅厨子 top) 









(椿梅厨子 back) 
『 椿梅厨子』は、傑作になりそうであります♪

室町期に彫木漆塗り(当時、鎌倉彫という呼び名はどこにもなかった)の傑作が沢山作られたが、その多くが蓬莱紋や椿を配した厨子だ。約七百年の時を隔てて同じ題材で「今の厨子」を作っているということがとても不思議。
 
(金彩の落書厨子になる予定の木地と乾漆の器)
じんわりと緑青が湧く瞬間です。↓↓
   
たぶん、緑青が湧く現場を皆さんあまりご覧になったことがないのでは・・・


瞬間藝なので、その日の温度や湿度に影響を受け、青みがかったり緑が強く出たりと、やってみなければどういった具合に出るか分かりません。漆藝は大旨緻密な計算を積み上げ、工程管理を徹底して進められるのが常です。それはそれで立派なのですが、何か自由度が足りません。陶芸や書の墨跡ように偶然性が加われば、俄然表現に巾と大らかさが期待出来ます。


そう言ったわけで僕は、緑青を表現に加えて久しいです。勿論、あの意味深な色もたまりません。そもそもエメラルドグリーンやブルーがかった緑が好きだと言うのもあります。色を調合するのではなく、勝手に出てくる色を期待して待つという行為もなかなか好いもんです。。
 










実は今回、緑青以外にいい感じの細工というか加工を考案したので、より自然な苔のイメージに近い仕上がりを期待できます。 



もうじきです、仕上がりは。風邪をひかないよう頑張るぞっと。


では、では。
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