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遅い夏休みをとり、広島・岡山・直島・倉敷・丸亀をぐるっと観光してきた。



先日、かみさんの旧友が「この歳になると元気なときに会っておかないと、この先いつ会えるか分からない。近しい人が何人も亡くなってきているので・・・・」ということで、遠く岡山から仕事を兼ね旧交をあたために上京した。この流れで今回、岡山に観光を兼ね出掛けることになった。僕としては、個人的な関係に立ち入るのも何なので、かみさんに付き合うのも気が引けていたのだが、「元気な内に広島ドームを見ておこう」というかみさんの誘いに合点し炎天下出掛けることにした。











原爆投下のあった八月六日もこんな風に暑かったんだろうな・・・・と思わせる強い日射し。覚悟はしていたとはいえ腕に湿疹が出来るほどの日射しは、65年前の爆風や放射線をイメージしやすくした。



ドームに訪れる観光客に外人が多いのに驚いた。これは丁度、15年ほど前ドイツで個展をもったときに観光を兼ねホロコースト・ダッハ(アウシュビッツは、現在ポーランド領なのでダッハに出掛けた)に寄ったときにも感じたことだ(→back file)。



広島平和記念資料館の展示内容は、想像を超えるものはなかったが、大戦に至までの広島の歴史状況を示す資料から、アメリカが何故、広島を投下目標都市に選んだのかを理解できた。

その理由とは、館の資料によると・・・・・



  1945(昭和20)年春から、アメリカは投下目標都市の検討を始めました。投下目標は、原爆の効果を正確に測定できるよう、直径3マイル(約4.8km)以上の市街地を持つ都市の中から選び、空襲を禁止しました。7月25日には目標都市の広島、小倉、新潟、長崎のいずれかに対する投下命令を下しました。広島を第1目標とする命令を出したのは、8月2日。それは目標都市の中で唯一、連合国軍の捕虜収容所がないと思っていたためです。
 


また、終戦までに日本の主要都市は米軍の空襲でほとんど壊滅状態でした。そのなかで、広島はまだ決定的な被害を受けていませんでした。広島が原爆投下の目標に選ばれた理由には、次の2点も考えられます。



・都市の大きさや山に囲まれた地形が、原爆の破壊力を探るのに適していたため。広島はまだ空襲を受けておらず、原爆の威力を確認しやすかった


・広島には軍隊、軍事施設、軍需工場が集中しており、それらがまだ破壊されずに残っていた。8月6日、広島の天気は晴れ。広島の運命は決まりました。


  拝観後は、やはり ずっしりと重い気分に落ちた。

日本は、何でこんな兵器をアメリカに使わせるまで戦争を続けたんだろう・・・・

アメリカは、早く戦争を終わらせるという大儀だけで、原子爆弾を落したことを正当化できるのだろうか・・・・



言葉がない。























(広島縮景園の蟹)
せっかく遙々広島まで来たのだから、ご当地の美味しいものもしっかりと味わってと、資料館のガイドの方にお薦めのエリアを聞き一路『お好み村』へ・・・・・。



お好み焼きというより、関東で言ったら焼きそば。でも食したことのない食感で美味しく頂いた。


注文の品が来るまでスポーツ新聞に目を通し「野球ばっかだな・・」と突っ込んでいたら「サンフレンッッチェ広島は、今弱いから」と店長がサッカーの話題に食い付いてきた。「メキシコオリンピックでは、長沼健監督を始め小城得達・宮本輝紀・森孝慈・渡辺正の四名も代表選手に名を連ねていた広島だったのに、いまは見る影もない・・・」と嘆いていたが、僕が森孝慈のファンだったと、彼の出身校(広島修道高校)まで知っていたのを聞いて「広島三大進学校だ」と嬉しそうに話を続けていた。



この店長に、お薦めの観光スポットを聞き、ガイドブックを頂いて路面電車で縮景園まで足を伸ばしてみたものの、この暑さで庭園を散策する気分になれず日影で休んで小川の蟹さんと戯れて、この日は宿にチェックイン。安芸グランドホテルは、ナイトクルージングがセットされていて宮島の厳島神社の鳥居を潜ることが出来ました。

































































海上に浮かんでいるように建つ宮島の厳島神社は、原始宗教のなごりで、島全体が神の島として崇められており、陸地では畏(おそ)れ多いと海中に社が建てられている。



翌日、宮島の厳島神社を拝観。運良く結婚式があり、舞楽萬歳楽(まんざいらく)が舞われていた。なかなか勇ましい舞でまるで武道の様。いいものを見せてもらいました。
































































































 
つい、「日本ていいな~」と口に出しそうなのを抑えて島内を散策。

どこかで奇声が聞こえてくる・・・・・その方向へ。出所は、秀吉が建立したという千畳館。千畳と言われるだけあってとても大きな建物だ。館内では剣道の武道大会が催されていた。
 


































(床下のかみさんです;;;)
日本神話は、先の戦争に曲解されて使われてしまい、僕ら日本人にとっては、ある種汚点として存在するところがあります。とても残念です。日本神話を正当に取り戻すためにも、先の大戦の総括は避けられないと思います。



長旅だったので直島のモダン・アート祭と丸亀は、次週に回します。


つづく 
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