燕の巣造り  
常滑レポート index
 07/22  燕の巣造り
売れてなんぼのもんや 
至福の時間
フェスティバル 
研修生
無常
春が来た 
歴史的新年の閃き




2005~2010 常滑レポート index
気が付けば、早6月も下旬となり新緑だった木々の緑も色濃くなっている。そして、梅雨空が晴れると歴然とした夏の太陽が顔を出すのだった。
4月以来、連日の会議や打ち合わせをやりくりしながらトップギアに入れっぱなしで走ってきたように感じる。いくつかの雑誌の原稿を書き、取材を受け、講義の準備やゼミでの発表をしつつ大学や博物館の講義もこなしている。
出かけたいスポットや誘われている調査もあるのだが、職場を離れる時間が取れないというのが実情で、これはいささか残念なところだ。そして、ここ10年以上にわたってかかわってきた本の編集作業も佳境に入ってきた。
常滑市民俗資料館




自分の予定では、この仕事に全力投球するのが2011年の目論見であったのだが、まさかの展開で作業が滞りがちになっているのが辛い。



週6日顔を合わせ言葉を交わす研修生の若者たち、週に1度ゼミで一緒になるマスターの院生。いずれも20歳代の若者たちだ。社会に出る前のモラトリアムとしての研究所であり、大学院なのだと思う。
  
そこで技術を身につけ、研究を深めることで実社会で生き抜く実践力を身につけることが求められているのだろうが、見れば見るほどに頼りないのが実態ではある。そうではあるがいずれは飛び出していかねばならないのも現実だ。


築30年になる資料館の通用口天井に、今年初めて燕が巣を造った。これまで何度となく挑戦している燕たちを見てきたが、漸く30年ぶりに資料館の巣で燕が雛を育てることになった。その巣の下は汚れた資料を洗う洗い場であり、絶妙な場所を選定している。
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歴史的新年の閃き
いま最初の卵を抱いている最中と思われる。もう少しすれば巣の下に雛の糞が大量に落下することになろう。そこは水洗式である。実に素晴らしく今日的である。雛に餌を運ぶ親鳥を眺めながら、自分は何を運ぶべきなのか、あれこれ思案の夏となろう。  page top